ダウンバーストってどんな現象?竜巻との違いは?動画も紹介!

2022年8月17日、埼玉県で強風による建物被害が出ました。当初竜巻が発生したと思われましたが、熊谷地方気象台は「ダウンバースト」の可能性が非常に高いと発表しました。果たしてダウンバーストとはどんな現象なのか?気になったので調べてみました。

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ダウンバーストが発生した可能性!埼玉県

共同通信によりますと、埼玉県深谷市で8月17日に発生した強風災害に関して、埼玉県の大野元裕知事が18日に被害に遭われた市内を視察するため訪れました。

被害にあった地域では、工場倉庫のトタン屋根が200m先まで飛ばされていたりと、12件の建物に損害が出たそうです。

今回の被害について熊谷地方気象台は「ダウンバースト」の可能性が非常に高いと発表しました。

ダウンバースト?!
あまり馴染みのない言葉ですね。一体どんな現象のことを言うのでしょうか?

ダウンバースト現象とは

ダウンバーストはどんな現象のことを言うのでしょうか?

積乱雲などからすごい勢いで吹き降ろす下降気流と、その下降気流が地上にぶつかり、放射状に一気に拡がりながら吹き進む気流のことです。

ダウンバーストで発生した強風は風速50mを超えることもあり非常に危険です。

時には飛行機事故につながることもあるそうで、1975年にイースタン航空66便が着陸失敗した事故の原因は強烈な下降気流とされ、以後ダウンバーストと言う名前で認知されて行きました。

因みにダウンバーストの名称は、上記の事故調査にも参加していた、日本の気象学者である藤田哲也氏によって命名されたそうです。

ダウンバーストと竜巻、何が違う?

今回の埼玉の被害は先ほどお伝えした通り、当初は竜巻が発生したと思われていました。

と言うことはダウンバーストと竜巻は似ている現象なのでしょうか?そして何が違うのでしょうか?

今回の被害現場では、気象台の発表では竜巻発生時の兆候を示す情報が得られていないそうです。

つまり、竜巻が発生した可能性は低いと見ているのでしょう。

竜巻とは?

竜巻とは、積乱雲から発生した上昇気流で空気の流れが渦を巻き柱のような形状になった状態を言います。

竜巻の場合は風向きが変化し予測できませんが、ダウンバーストの場合は放射状に拡がるので風の方向は一定です。

また、竜巻は大きな風切り音が発生する事が多いですが、ダウンバーストは突然強風が襲ってくるのだそうです。

発生規模も竜巻の場合は大きくて数百メートル、局地的に甚大な被害をもたらす事が多いです。

一方、ダウンバーストは放射状に強風が拡がるので、被害は広範囲に渡る場合もあるようです。

ダウンバースト発生時の動画

実際に動画でダウンバースト現象を捉えた動画がありましたので、いくつかご紹介します。

動画を見てみるとその壮絶さに驚かされます。

【Downburst】ダウンバースト現象
ダウンバースト発生の瞬間 – 2013年8月30日
驚くほど鮮明なダウンバーストを捉えた自然現象

まとめ

今回の埼玉県深谷市では付近住民の方々には怪我人の情報は今の所入っていないようで、そのことに関しては良かったと思います。

しかし建物に大きな被害が出てしまいました。被害に遭われた方には御見舞いを申し上げます。

自然災害なのでどこでいつ発生するのかはほぼ予測不可能ですが、いざという時に予備知識があれば被害を最小限に留めることに役立つかも知れません。