ご自宅に消火器はありますか?家にあればいざという時の初期出火の消火に一役買います。大切な家族や財産を守る為にも、最低でも一本ご家庭に常備してみてはいかがでしょう?家にあっても違和感の無いオシャレな物や比較的リーズナブルな消火器などを探してみました。
火事は非常に危険!時には迷わず逃げる判断も!
まずこの記事をお読みいただく前に、非常に大事なことをお伝え致します。
もし火事が発生したら、火の小さいうちは消火器などで消す事も出来るかも知れませんが、過信は絶対にダメ!禁物です。
目安としてもし火の手が天井にまで達していたら、もう自力で火を消す事は困難です。
消火を諦めて迷わずその場から避難してください。煙に巻かれると一瞬にして一酸化中毒で意識を失い大事な命を守る事が出来なくなります。
すぐに安全な場所まで避難して、落ち着いて速やかに消防署に連絡しましょう!
家庭用消火器の値段っていくらくらいなの?
上記を踏まえて頂いた所で今回の本題。
先ず、家庭用消火器の値段って一体いくらくらいするの?
家庭用消火器の値段は様々ですが、だいたいの目安は、安い物では三千円台から高いもので二万円弱くらいと言った感じ。
最も高いものになると3万円近くのお値段になるものもあります。
これら殆どは”家庭用液体タイプ”と呼ばれるもので、必ず使用期限が設けられています。
使用期限はおおよそ5年前後のものが多く、これらの期限を超えると性能が発揮出来ません。
更に安価な消火補助ツールも
家庭用液体タイプの消火器には劣りますが、出火直後の消火補助として比較的安価なグッズも多種販売されています。
それは家庭用エアゾールタイプと呼ばれる簡易的なもので、缶スプレーのような形状で直ぐに取り出して火元に吹き付ける事が出来ます。
台所での油火災や、ストーブ転倒直後の燃え広がる前の初期出火などには効果的と言えるでしょう。
他にも、油火災に効果を発揮する炎にかぶせる消火シートや、離れたところから火元に投げ込む消化剤の入ったボールなどがあります。
家庭用消火器など住宅用消火ツールのメリットとデメリット
メリットとしましては、安価なのでおウチの至る所に複数置いておく事が出来ます。また、非常に軽量なのでお年寄りや女性、お子さんでも扱いが容易です。
デメリットは、家庭用、業務用に限らず共通している事ですが、初期の出火にしか対応出来ない。そして必ず使用期限があることです。
つまり消火用のツールは全て、買ったらおしまいっと言う訳にはいかず、定期的な買い替えなど点検が必要になるという事なんですね。
しつこいようですが、あくまでも初期火災の消火補助、ということをお忘れなく!
家庭用と業務用の消火器って何が違うの?
家庭用と業務用の消火器ってどんな違いがあるのでしょうか?
液体タイプの場合は容量や成分の違いです。家庭用は軽量に作られている事が多く、最近ではカラフルでデザインも色々な物が販売されています。
一方、業務用は粉末タイプのものが主流となっており、効果も高い反面、使用後は後始末が大変です。家庭用に比べると大容量のものが多く重量があります。
因みに2019年10月1日から、今まで消火器設置義務の無かった延べ面積150㎡未満の飲食店にも消火器の設置が義務化されました。
キャラクターやオシャレな色も!おすすめ家庭用消火器
家庭用消火器の購入を考えている人の中には「消火器なんて見た目はどれも一緒で赤一色のみ。」と選択肢なんて無い、と思われている方も多いのでは?
しかし、最近はオシャレなキッチンやファンシーなお家の雰囲気を損なわず、住宅内にあっても違和感のない家庭用消火器がたくさん販売されています。
消火器の概念が改められるような商品をいくつかご紹介致します。
ハツタ ハローキティ消火器
家庭用、業務用問わず様々な消火に関する商品を製造、販売している初田製作所の「ハツタ ハローキティ消火器」。
リビングやキッチンにあっても違和感がありません。
可愛すぎてついついお子さんが触ってしまわないよう気を付けなければいけませんね(笑)
モリタ宮田工業 住宅用強化液消火器キッチンアイ
お酢の成分と食品原料で作られているので、環境にも体にも優しい消火器。
万一使用することになっても使用後の後片付けが簡単です。
色もエメラルドグリーンとルビーレッドの2種類があり見た目もオシャレですね。
キッチン消火スプレー(エアゾール式簡易消化器)
キッチン消火スプレーはスプレー式の簡易消火器で値段も手頃で扱いやすく、お年寄りや女性でも楽に使える軽さ。
キャンプなどのアウトドシーンでも一本あれば重宝するかも。
購入する本数により値段が変わりますので、まとめ買いのほうがお得です。
SOL エマージェンシーファイヤーブランケット
火元に直接かぶせて酸素を遮断、火を消す事が出来る耐火性のシートです。
ご家庭では油火災などに真価を発揮します。
こちらはサバイバルギアとして考えられており、避難時に体を覆い炎から身を守ることも出来ますので、防災グッズの一つとして常備しておけば安心です。
まとめ
まずは火の事故を起こさないのが一番!ですが、万が一火が出てしまった時は、初期消火に勝るものはありません。
消火の手助けになるツールが手元にあるのと無いのとでは結果に大きな差が出てきます。
自分で消せる程度の火災なのかを冷静に判断し、消火活動か?逃げるか?的確に判断してまずは家族やご自身のいのちを守ることを優先しましょう。
火を扱うことが多い季節は特に注意してくださいね。